トム・ジョウンズ の読書会ページ
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トム・ジョウンズ 著者:フィールディング 出版社: (2009-08-18) ISBN-10:4003221125 ISBN-13:9784003221129
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意見、感想、コメントなど
気になるフレーズの投稿一覧
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P.162 の気になるフレーズ そこでまず余はすべての作者に、あり得ることあるいは可能性の範囲をこえぬよう、また、人間のなし得ないことはまた人間によってなされたと信ずることも不可能なことを常に銘記されるよう、要望してもさしつかえなかろうと考える。おそらくこのように信じられたために古代異教の神々の多くの物語は生まれた。 総コメント数:1 投稿日時:2017-06-06 10:21:46 |
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P.162 の気になるフレーズ 同様に余はホメロスがホラティウスの定めた「超自然の力はできるかぎり排除せよ」という訓えを知り得たらよかったのにと思うこと切である。もしそうだったら我々は、ホメロスの神々がくだらない用むきで姿を現わし、しばしば人の尊敬を要求する資格を放棄するのみか、軽悔の的とさえなるような行動におよぶのを、見ずにすんだでもあろう。 総コメント数:3 投稿日時:2017-06-06 10:33:06 |
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P.234 の気になるフレーズ この悲しみとか恥辱とかいうやつ、これくらい不衛生な食物は世の中にないので、一人でいるとこればかりしたたかに食べて命を落すという性(たち)の者もあるのだ(一方には人前でなければこれらを味わわぬという者も多いけれども)。 総コメント数:1 投稿日時:2017-06-06 10:58:05 |
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P.299 の気になるフレーズ 造化の神はいちいちの人間を造るのに、決して好奇心と虚栄心の一定量を配分したわけではないが、さればとて人間だれしも、なんの巧みも苦痛もなく隠したりできるほどに好奇心も虚栄心もわずかしかもらっておらぬという者もないだろう。――ただ人は、多少とも賢いあるいは育ちがよいと言われることを願うなら、ぜひともこのおさえたり隠したりが必要なのである。 総コメント数:1 投稿日時:2017-06-07 21:39:08 |
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