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ポスト資本主義 著者:広井 良典 出版社:岩波書店 (2015年06月19日頃) ISBN-10:4004315506 ISBN-13:9784004315506
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意見、感想、コメントなど
気になるフレーズの投稿一覧
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P.45 の気になるフレーズ ミルは著書『経済学原理』(一八四八年)――この著作は古典派経済学を集大成した書物とされている――の中で、人間の経済はやがて成長を終え定常状態(stationary state)に達すると論じた。現代の私たちにとって興味深いのは、人々はむしろそこ(定常状態に達した社会)において真の豊かさや幸福を得るという、ポジティブなイメージをミルが提起していた点である。 総コメント数:1 投稿日時:2016-02-18 06:04:04 |
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P.96 の気になるフレーズ 大きく見るならば、人間という生き物は、(近代科学や新古典派経済学が想定してきたように)もっぱら利己的ないし“利潤極大化”志向というわけでもなく、かといって純粋に利他的ないし強調的でもなく、個人差はありつつも、その両面をグラデーション的にもった存在というべきだろう。 総コメント数:1 投稿日時:2016-02-20 06:56:40 |
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P.136 の気になるフレーズ 労働生産性の上昇があった分は、むしろ労働時間を減らしてそれ以外の(余暇などの)活動の時間にまわし、生活全体の「豊かさ」を高めていくという方向が重要になってくる。 総コメント数:1 投稿日時:2016-02-23 06:01:50 |
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P.140 の気になるフレーズ 「過剰の抑制」や労働時間削減の実現を促進していくには、そうした方向に向けての「社会的合意」が重要であるということだ。それは裏返して言えば「社会的ジレンマ」と呼ばれる現象――多くの人が本当はある行動をとりたくても、他者が強調的な行動をとってくれるかどうかわからないので、やむをえず不本意な競争的行動をとること――をいかに回避するかという論点でもある 総コメント数:1 投稿日時:2016-02-23 06:30:50 |
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P.212 の気になるフレーズ 格差が相対的に大きい国ないし社会においては、その度合いが大きいほど、①(俗に言う“負け組”になった場合の困窮の度合いが大きいため)自ずと「競争(ないし上昇)圧力」が高まり、②しかも格差が大きいということは「再分配」(による平等化)への社会的合意が低いことを意味するから、これら①②の結果、自ずと「パイの拡大=経済成長による解決」という志向が強くなり、環境への配慮や持続可能性といった政策課題の優先度は相対的に下がるということである。 総コメント数:1 投稿日時:2016-02-25 05:56:22 |
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P.231 の気になるフレーズ 「エピジェネティクス」というのは、従来のように、DNAに記された遺伝暗号によって生物の特性がすべて決定づけられているのではなく、むしろ環境との相互作用によって形成される部分が一定以上存在すると考え、その仕組みを探求する分野だ 総コメント数:1 投稿日時:2016-02-26 05:26:45 |
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P.255 の気になるフレーズ 「歩くスピードを今よりもゆっくりさせ、(未来世代を含む)他者や風景などに多少の配慮を行うこと」 総コメント数:1 投稿日時:2016-02-27 05:50:37 |
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