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読書術 の読書会ページ

読書術(9784006030247)

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読書術

著者:加藤 周一

出版社:岩波書店 (2000年11月16日頃)

ISBN-10:400603024X

ISBN-13:9784006030247

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気になるフレーズの投稿一覧

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P.38 の気になるフレーズ

アラン(一八六八-一九五一)は「繰り返し読むことのできないような小説ならば、はじめから読む必要がない」と言いました。

総コメント数:1 投稿日時:2020-08-29 07:51:36

P.86 の気になるフレーズ

現代文学を読みながら、自分の考えが整理されてきて、はじめて古典に対する自分の興味が湧いてくる。古典文学にたいするほんとうの興味は、どうも、現代文学を読みあさって、いくらかそれに飽きてきたときに、はじめて出てくるのではないかという気がします。

総コメント数:1 投稿日時:2020-08-30 06:34:11

P.121 の気になるフレーズ

「どうせ私はばかですよ」と言っていたのでは、いつになっても私はばかでなくならない。読まない本を読んだふりをしているうちに、ほんとうに読む機会も増えてくるのです。

総コメント数:1 投稿日時:2020-08-31 05:03:49

P.125 の気になるフレーズ

言葉の知識が不十分ならば、その人にとってどちらでもよい内容の本からはじめるよりも、どうしてもその内容を知りたい本からはじめたほうがよい

総コメント数:1 投稿日時:2020-09-04 05:13:51

P.129 の気になるフレーズ

やさしい本を選ぶことは、大切な条件です。しかし、表現がやさしいということと、内容が幼稚だということとは、まったく関係がないとはいえませんが、ある水準以上ではほとんど関係がないのです。

総コメント数:1 投稿日時:2020-09-04 05:18:13

P.167 の気になるフレーズ

国際的に見れば、日本は雑誌の国です。まず第一に総合雑誌というもの--政治・経済・社会・文化の各方面にわたり、一ヵ月ごとに報道と論争を兼ねて編集したついでに、多少エロチックな小説も付け加えた月刊誌というものは、日本ジャーナリズムの天才的な発明であって、私の知るかぎりでは、これをほかの世界のどこに求めることもできません。

総コメント数:1 投稿日時:2020-09-07 06:04:57

P.176 の気になるフレーズ

文章があいまいなのは、多くの場合に、単なる技術面ばかりではなく、言おうとすることを筆者がよく考えていなかったということ、あるいは文章の内容を、作者自身が十分に理解していなかったということを意味するでしょう。筆者当人さえもよく理解していない内容を、読者がどうして十分に理解することができるでしょうか。

総コメント数:1 投稿日時:2020-09-15 06:49:44

P.190 の気になるフレーズ

その場、その場で、これはどういう意味だろうと考えるよりも、それぞれの場合に読者自身の「民主主義」と、著者の「民主主義」との距離を測定するほうが、はるかに操作が簡単で、整理が容易になるはずです。数かぎりなくある「民主主義」という言葉の意味は、いわば一つの意味からの距離にしたがって、頭のなかに配列されるということになります。

総コメント数:1 投稿日時:2020-09-23 05:24:04