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平生の心がけ 著者:小泉 信三 出版社:講談社 (1988年11月01日頃) ISBN-10:4061588524 ISBN-13:9784061588523
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意見、感想、コメントなど
気になるフレーズの投稿一覧
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P.15 の気になるフレーズ 人の気をかねて曖昧なことを言うものが、存外よく思われず、却って他の思惑を顧みずに、思った通り言うものが、必ずしも嫌われない。人の気ばかりかねて、左右を見廻していることが、存外引き合わないものだということは、知っていて損のない話である。 総コメント数:1 投稿日時:2020-03-03 06:01:42 |
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P.20 の気になるフレーズ 「野暮をいうな」という一言が今の日本で随分害をなしていると思う。「野暮をいっちゃあ悪いか」ときき返す人の多くなることを望みたい。 総コメント数:1 投稿日時:2020-03-04 06:03:32 |
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P.39 の気になるフレーズ 大抵の場合、弁解の必要は、他人は当人ほどには感じない。 総コメント数:1 投稿日時:2020-03-08 08:53:59 |
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P.60 の気になるフレーズ 先日、或る席で、或る人がしきりに、日本人は知識(knowledge)はあるが、智慧(wisdom)はない。日本人にこれ以上物を知らせる必要はない。必要なのは、もっと彼等を賢くすることだ、といい、私もなるほどと思った。 総コメント数:1 投稿日時:2020-03-09 05:34:25 |
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P.95 の気になるフレーズ 今は誰もが窮屈な日々を過ごさなければならぬ時である。しかしその窮屈の中にも、より不幸なる、病めるもの貧しきものが世に多いことを思うのは、常に吾々の義務ではないか。日本の次の世代を、もっとこの義務について教育することは、世の父母や教師の懈るべからざるところであると思う。 総コメント数:1 投稿日時:2020-03-09 05:47:33 |
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P.126 の気になるフレーズ 抑も何故人は言語を正しく学び、正しく教える僅かばかりの労を吝しんで、その誤用俗用の公認を急ぎ、全く必要のない混乱を、国語に招き入れるようなことをして顧みないのであろうか。国語は固より凝固すべきものではない。しかし、不注意または軽率からの誤用とその容認は、どこまでも警めなければならぬ。自国の言語を大切に思う国民にとって、これは常に心すべきことであろう。 総コメント数:1 投稿日時:2020-03-10 06:35:00 |
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P.171 の気になるフレーズ 昔、四十幾年前、慶応の学生のとき、その頃は教授の口授を筆記したものであるが、私のノオトは、同級生の間に評判がよく、皆なに借りられて、時には手許に帰って来ないこともあった。それは私のノオトは読み易いというのである。但し読み易いというのは、それは、自慢にならないが、字の崩し方を知らない私の手蹟が幼稚で、他のもののように達筆に書きなぐることが出来ず、馬鹿正直にゴツゴツ、一々字画を間違いなく書いたからであった。 総コメント数:1 投稿日時:2020-03-12 06:44:45 |
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P.177 の気になるフレーズ 需められないのに演説するということは全然考えられない。その癖、立つとよく長談義になる。また、言おうと思う通りでないことを言ってしまったりする。要するに、年甲斐もなくアガルのであろう。 総コメント数:1 投稿日時:2020-03-17 05:12:08 |
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P.195 の気になるフレーズ 人間四十以上になれば、自分の顔に責任がある。 総コメント数:3 投稿日時:2020-03-17 05:15:22 |
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P.223 の気になるフレーズ それは、人は信ずべきものだという道念と、人を一々疑っているよりも、人を信じてかかる方が全体として有利だという実際的考慮と、その両方から来ているであろう。 総コメント数:1 投稿日時:2020-03-17 05:25:40 |
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