ナイン・ストーリーズ の読書会ページ
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ナイン・ストーリーズ 著者:J・D・サリンジャー 出版社:新潮社 (1974年12月24日頃) ISBN-10:4102057013 ISBN-13:9784102057018
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意見、感想、コメントなど
気になるフレーズの投稿一覧
P.240 の気になるフレーズ 手渡されたものはシスター・アーマのいる修道院からの手紙で、ヨショト氏に宛ててジンマーマン神父が、彼の権限ではどうにもならぬ事情から、シスター・アーマに与えた〈古典巨匠の友〉校での勉学の許可を撤回せざるを得なくなった旨を報じたものであった。 総コメント数:1 投稿日時:2020-05-11 06:11:21 |
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P.256 の気になるフレーズ 「オレンジの皮があそこにあるのをぼくが知ってるってことが面白いんだ。もしもぼくがあれを見なかったら、ぼくはあれがあそこにあることを知らないわけだ。そしてもしもあれがあそこにあることを知らなければ、そもそもオレンジの皮ってものが存在するということさえ言えなくなるはずだ。こいつは絶好の、完璧な例だな、物の存在を――」 総コメント数:1 投稿日時:2020-05-12 06:45:09 |
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P.259 の気になるフレーズ 「あんたはどうしてブーパーを放っといてやらないんだ?」と、マカードル氏が言った「まるであの娘がほんのしばらくでも自由にしてると面白くないみたいだぞ。自分でわかってるか、あの娘をどんなふうに扱ってるか? おれがずばり言ってやろう。あんたのはあたかも罪人扱いだよ」 総コメント数:1 投稿日時:2020-05-12 06:58:45 |
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P.267 の気になるフレーズ 書体そのものは昔のパーマー式(訳注 オースチン・ノーマン・パーマーの考案になる華麗な書体)ではなくて、昨今アメリカの小学校で教えているブロック体、へんに気取ったところがなくて読みやすい。 総コメント数:1 投稿日時:2020-05-13 05:42:18 |
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P.278 の気になるフレーズ 「ぼくは両親に対して非常に強い親近感を持ってる。つまり、彼らはぼくの両親だし、ぼくたちみんながめいめいの調和やらの一部をなしている」と、テディは言った「ぼくは両親に生きてる間は楽しい時を過してもらいたい、彼らは楽しく時を過すことが好きだから。……しかし彼らはぼくやブーパーを――ブーパーってのは妹だけど――そんなふうには愛してくれないんだな。つまり、あるがままのぼくたちを愛することはできないらしいんだ。ぼくたちをちょっとばかし変えないことには愛せないらしい。彼らはぼくたちを愛すると同時にぼくたちを愛する理由を愛しているんだ。いや、理由を愛してるときが大部分だな。そういうのは感心しないよ」 総コメント数:1 投稿日時:2020-05-13 06:04:31 |
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P.292 の気になるフレーズ ニコルソンがその階段を中ほどまで下りるか下りないうちである、つんざくような悲鳴が長く尾を曳いて聞えた――幼い女の子の声に違いない。それは四方をタイルで張った壁に反響するような、遠くまで鋭く響き渡る悲鳴であった。 総コメント数:1 投稿日時:2020-05-13 06:25:58 |