アンナ・カレーニナ 中巻 の読書会ページ
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アンナ・カレーニナ 中巻 著者:Tolstoy,Leo,1828-1910 木村,浩,1925-1992 出版社:新潮社 (201210) ISBN-10:4102060022 ISBN-13:9784102060025
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意見、感想、コメントなど
気になるフレーズの投稿一覧
P.488 の気になるフレーズ 一カ月後、カレーニンは自分の家に男の子とふたりでとり残された。一方アンナは離婚せず、それをはっきり拒絶したまま、ブロンスキーとともに、外国への旅に出かけて行った。 総コメント数:1 投稿日時:2017-11-29 06:00:31 |
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P.554 の気になるフレーズ 一方ブロンスキーは、あれほど長いあいだ待ち望んでいたものが、完全に実現されたにもかかわらず、まったく幸福であるとはいえなかった。彼はじきにそうした欲望の実現は、前々から期待していた幸福の大きな山に比べれば、そのわずか一粒の砂をもたらしたくらいにしか感じなかった。この実現は、幸福というものを欲望の実現であると考えている人びとが犯す例のあやまりを彼にも思い知らせたのであった。 総コメント数:1 投稿日時:2017-12-01 06:55:09 |
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P.603 の気になるフレーズ もうまもなく結婚して三月になるが、おれはほとんどなにもやっていない。さあ、きょうはじめて、まじめな気持で仕事にかかったのに、これはどうだ!はじめたとたんに、すぐやめてしまうなんて。(中略)キチイをかまってやらないのはかわいそうな気がしたり、時には退屈そうな姿が目にはいったりするからな。(中略)いや、これじゃいけない。仕事をはじめなくちゃ。もちろんキチイが悪いわけじゃない。あれにはなにひとつ非難するところはなかった。おれがもっとしっかりしていて、男性としての独立をまもらなくちゃいけなかったんだ。 総コメント数:1 投稿日時:2017-12-04 05:51:49 |
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P.604 の気になるフレーズ しかし、不満をもっている人が、自分の不満の原因について、だれか他人を、それももっとも身近な人間を責めずにいるのは、とてもむずかしいことである。 総コメント数:2 投稿日時:2017-11-07 19:34:24 |
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P.715 の気になるフレーズ あたしはすくなくともうそだけはつかないんだから 総コメント数:1 投稿日時:2017-12-07 06:23:15 |
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P.732 の気になるフレーズ アンナは立ちあがって、帽子を脱ぐと、小さなテーブルの上のアルバムを手にとった。その中には、いろんな年ごろのセリョージャの写真があった。(中略)それは、白いシャツを着たセリョージャが、いすに馬乗りになって、目を細め、口もとに笑いを浮かべているのだった。 総コメント数:1 投稿日時:2017-12-07 06:36:53 |