アンナ・カレーニナ 下巻 の読書会ページ
アンナ・カレーニナ 下巻 著者:Tolstoy,Leo,1828-1910 木村,浩,1925-1992 出版社:新潮社 (201210) ISBN-10:4102060030 ISBN-13:9784102060032
|
意見、感想、コメントなど
気になるフレーズの投稿一覧
P.16 の気になるフレーズ キチイは、女の一生にとってもっとも重大な問題について、いまや母と対等の立場で話ができることに、一種特別の魅力を感じていた。 総コメント数:1 投稿日時:2017-12-07 06:48:03 |
|
P.19 の気になるフレーズ 「まあ、考える人に事欠いて、あんな人のことを。あんないやな、けがらわしい、情けしらずの女のことなんか」母親は、キチイがヴロンスキーでなく、リョーヴィンと結婚したことがいまだに心のこりらしく、こういった。 総コメント数:1 投稿日時:2017-12-07 06:56:19 |
|
P.30 の気になるフレーズ もしああした仕事を、おまえを愛するのと同じように愛していたらね……いや、近ごろときたらまるで宿題でもやるように、いやいややっているんだからね 総コメント数:1 投稿日時:2017-12-08 06:22:18 |
|
P.95 の気になるフレーズ そりゃ、ラフィート酒つきの食事が悪いものじゃないってことはわかるけれど、しかし、そんなぜいたくが、なぜきみにはいやらしく感じられないんだろう? 総コメント数:1 投稿日時:2017-12-08 06:29:04 |
|
P.243 の気になるフレーズ しかし、リョーヴィンは結婚して以来、すっかり人間が変わってしまっていた。彼はとても辛抱強くなり、なぜそんなふうになっているのか、納得がいかないときにも、自分はなにもかもを知っているわけではないから、とやかく判断をくだすことはできない、きっと、そうなる必要があるのだろうと自分にいいきかせて、努めて憤慨しないようにしていた。 総コメント数:1 投稿日時:2017-11-08 15:57:05 |
|
P.287 の気になるフレーズ 「こりゃ驚いた。あいつ、検事補のスヴェンチツキーにそっくりじゃないか」客のひとりは、ヴロンスキーが顔をしかめながら手紙を読んでいるあいだに、召使の姿を認めて、フランス語でいった。 総コメント数:1 投稿日時:2017-12-11 06:04:33 |
|
P.329 の気になるフレーズ
「いや、あなたは一口に道徳教育とおっしゃいますがね。それがどんなにむずかしいかちょっと想像もつかないくらいですよ! 総コメント数:2 投稿日時:2017-11-08 16:05:24 |
|
P.366 の気になるフレーズ ヴォルクーエフはその画家のリアリズムを非難して、それは粗雑きわまるものだといった。リョーヴィンはそれに対して、フランス人はどの国民よりも芸術における様式性を追求したので、彼らはリアリズムへの復帰に特別の功績を認めているのだ、彼らはもはやうそをつかぬという点に詩的なものを感じているのだ、といった。 総コメント数:2 投稿日時:2017-11-09 11:55:44 |
|
P.367 の気になるフレーズ 「あたくし、笑っていますけど」アンナはいった。「これはね、とてもよく似た肖像画を見たときに笑いだす、あの気持ちなんですの。あなたのおっしゃったことは、今のフランス芸術の特徴をすっかりいい尽くしておりますわ。絵画ばかりか、文学にまであてはまりますわ、ゾラとかドーデ―などの。でもこれはきっといつもそうなのかもしれませんわね。頭で考えだした様式的な人物からconceptions(構想)をつくりあげているうちに、やがてcombinaisons(組み合わせ)がすっかり出尽くしてしまって、つくりものの人物にいや気がさしてくると、今度はもっと自然な、真実性に富んだ人物を考えだすようになるんですわね」 総コメント数:1 投稿日時:2017-11-10 21:43:46 |
|
P.367 の気になるフレーズ 《いや、まったく、これこそほんとうの女というものだ!》リョーヴィンはわれを忘れて、いまや不意に一変した、美しい変化に富んだアンナの顔をじっと見つめながら、思った。 総コメント数:1 投稿日時:2017-12-13 06:48:12 |