自宅で参加できる読書会
NO. 00035355 DATE 2024 11 22

ボヴァリー夫人 の読書会ページ

ボヴァリー夫人(9784102085011)

ボヴァリー夫人

著者:フローベール 生島,遼一

出版社:新潮社 (199705)

ISBN-10:4102085017

ISBN-13:9784102085011

意見、感想、コメントなど

気になるフレーズの投稿一覧

気になるフレーズを書き込む

1 | 2 | 3 | 4  次へ >>  

P.26 の気になるフレーズ

こんなにあの娘に会うなと禁じられるのは、愛する権利をあたえられたようなものだ、一種の無意識の偽善からそんなことを考える。

総コメント数:1 投稿日時:2018-12-04 05:29:07

P.29 の気になるフレーズ

それにベルトーへはもう遠慮なしに行くことができた。彼ははっきりあてのない希望、ばくぜんとした幸福を感じていた。鏡の前で頰ひげにブラシをかけるとちょっと男ぶりがよくなったような気がした。

総コメント数:1 投稿日時:2018-12-05 05:54:25

P.29 の気になるフレーズ

板の隙間をもれて陽の光が細長い線を石だたみの上に弾き、なおその光が家具の角にあたってくだけ、天井にふるえていた。

総コメント数:2 投稿日時:2017-07-09 20:47:39

P.42 の気になるフレーズ

こんなに近くで見ると妻の目は、目をさましてパチパチまばたきするときなどとりわけ大きく見える。影になると黒っぽく、明るいところでは濃い青に、つぎつぎに色の層のようになって、奥のほうはあくまで濃く、エナメルのような表面に行くにつれて色うすれている。シャルルの目はこの色の深みのなかに吸いこまれて、自分が、頭にまきつけた薄絹も胸をはだけた寝間着ももろともにぐんと小さくなってそこに映って見えた。

総コメント数:2 投稿日時:2017-07-10 10:16:37

P.46 の気になるフレーズ

長い胴着の姫君が中世ふうのアーチ門の下で、石に肱をつきおとがいを片手にのせて、野のかなたから黒馬にのってかけつける白い羽飾りをつけた騎士を毎日待っている、あのような古い館に住みたかった。

総コメント数:1 投稿日時:2018-12-08 05:31:28

P.54 の気になるフレーズ

シャルルの熱情をしめす動作は規則的になった。

総コメント数:1 投稿日時:2018-12-09 09:59:48

P.70 の気になるフレーズ

ユジェーヌ・スュー(訳注 十九世紀の興味本位の小説作家)の小説で家具や室内装飾の描写を知り、バルザックやジョルジュ・サンドを読んでそのうちに自分の欲望の想像上の満足をもとめた。

総コメント数:1 投稿日時:2018-12-11 05:40:01

P.82 の気になるフレーズ

三月、トストを発つときボヴァリー夫人は妊娠していた。

総コメント数:5 投稿日時:2018-12-12 05:52:48

P.99 の気になるフレーズ

「じっとしたままで、ほうぼうの国を歩いているような気がし、考えが物語にからみあって、こまごました事柄とふざけあったり、出来事の糸すじを追ったりします。こちらの気持ちが作中人物と一つになって、自分がその衣装をきて身動きしているような気がしますね」

総コメント数:1 投稿日時:2018-12-13 05:59:02

P.104 の気になるフレーズ

妻の大儀そうな歩きかたや、コルセットをつけない腰の上にものうげに身体をまわすのを遠くから見るとき、または差しむかいになって、ゆっくり妻をながめていて、彼女が肘掛椅子でくたびれたような姿勢をとるときなど、彼はもう幸福感をおさえきれなかった。

総コメント数:1 投稿日時:2018-12-15 10:15:14

1 | 2 | 3 | 4  次へ >>