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吃音 著者:近藤 雄生 出版社:新潮社 (2019年01月31日頃) ISBN-10:4103522615 ISBN-13:9784103522614
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意見、感想、コメントなど
気になるフレーズの投稿一覧
P.2 の気になるフレーズ 毎朝出欠をとるときに、「はい」という返事がどうしてもできない。なんとか言葉を絞り出そうとしても声にはならず、息苦しさばかりが増していく。「は、は、は……」。口元は硬直したまま、気持ちは焦り、ただ身体だけが意志に反してもがくように動く。その姿を不思議そうに見つめる周囲の視線に、強い羞恥心や劣等感がこみ上げる。クラスメートはそんな高橋に対して、時に、「高橋はいませ~ん」などとからかうのだった。 総コメント数:1 投稿日時:2019-03-30 07:34:38 |
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P.19 の気になるフレーズ ひと言で吃音と言っても、症状は多様だ。大きくは三種に分けられる。「ぼ、ぼ、ぼ、ぼく」のように繰り返す「連発」、「ぼーーくは」と伸ばす「伸発」、「……(ぼ)くは」と出だしなどの音が出ない「難発」。連発が一番吃音と認識されやすいものの、連発から伸発、さらに難発へと症状が進んでいくケースが多く、一般には、難発がもっとも進行した状態だとされる。 総コメント数:1 投稿日時:2019-04-01 05:09:03 |
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P.29 の気になるフレーズ 「放送前、放送、され、るのが、怖くなって、しまい、ました。自分、の吃音のことは、いいんです。でも、自分、の、過去については、会、社の、人に、話し、た、ことも、なかった、し、あまり、知られ、たくは、なかっ、たんです。だ、だから、番組のあと、会社に、行き、づらく、なった、っていう、ことは、あり、ました」 総コメント数:1 投稿日時:2019-04-01 05:17:43 |
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P.30 の気になるフレーズ 高橋が小学生だった八〇~九〇年代、世間の吃音への理解は、現在とは全く違った。彼の記憶にある教員の一人は、場数を踏めば良くなるはずだと、授業中も高橋にできるだけ発言するように促した。良かれと思ってやったのだろうと高橋は考えているが、実際は逆効果で、ますます学校に行くのが辛くなった。 総コメント数:1 投稿日時:2019-04-01 05:25:06 |
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P.59 の気になるフレーズ
二〇一三年一二月二日 総コメント数:1 投稿日時:2019-04-02 05:20:56 |
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P.87 の気になるフレーズ 「たとえば小児の患者さんの場合、親御さんとしては、この先生も、言葉の問題を抱えているから、我が子の気持ちや、状況をわかってくれる、と思うより、吃音のある先生に、任せて大丈夫なのか? と思う方が、自然なんじゃないでしょうか」 総コメント数:1 投稿日時:2019-04-04 06:29:58 |
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P.88 の気になるフレーズ 問題の大きな部分は、まさに「スムーズに言葉を発せない“だけ”に見える」ことにあるともいえる。 総コメント数:1 投稿日時:2019-04-04 06:34:36 |
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P.89 の気になるフレーズ
吃音のない知人の一人は、吃音者と接する状況についてこう話す。 総コメント数:1 投稿日時:2019-04-04 06:40:31 |
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P.103 の気になるフレーズ まだ新人だった看護師の突然の死。その原因に吃音が関係しているということ。どもるというのは、ただ少し不便なぐらいの問題ではなかったのか。生死に関わるほどのことだったのか、と。 総コメント数:1 投稿日時:2019-04-05 05:44:00 |
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P.145 の気になるフレーズ しかし、こんなことが会社で通用するのだろうか。普段は一見問題なく話せているように装えたので、「電話はできません」と言ったところで、「いったい、何を言っているんだ」と一蹴されるに違いない。理解してもらうのはおそらく難しいだろう。 総コメント数:1 投稿日時:2019-04-06 06:49:17 |