変わったタイプ　の読書会ページ

P.11 の気になるフレーズ

高校時代と同じように、どこかに目標を決めて大張り切りで突っ走ろうとする。しかも細かいことを見逃せない性分だ。どんな小さな事項でも、ひっくり返して点検し、きっちり記録して、気が済むように直したがった、くたびれる相手が来たものだ。大人になったアンナは、十代のアンナと同じく、まったく僕のタイプではなかった。

総コメント数：1 投稿日時：2020-03-14 09:47:35

P.12 の気になるフレーズ

「いまからキスするわよ」アンナが言って、そのとおりになった。

総コメント数：1 投稿日時：2020-03-14 09:52:16

P.24 の気になるフレーズ

「この関係について何か言いたいことでもある？」彼女はわずかに散ったコーヒーの粉を除去しようとしていた。きわめて清浄なカウンタートップなので、たとえ微量でも異物は目立つ。
「できあがったカップルなんだろうか？」僕は言った。
「どう思う？」逆に質問が返った。
「僕を恋人だと思ってる？」
「あたしを恋人だと思ってる？」
「このまま疑問文だけで話すんだろうか？」
「あたしの知ったことだろうか？」

総コメント数：1 投稿日時：2020-03-14 10:12:59

P.27 の気になるフレーズ

「それを言ったのは村の英語教師だ」Ｍダッシュが言った。「地球を回る船には、帆と舵とコンパスと時計があればいい」
（中略）
「アンナはコンパスだ」Ｍダッシュが趣旨を述べた。「おまえは時計。それがアンナのペースに合わせるようになったら、もう時計は巻けてないってことだ。正しい時刻を指すのは一日に二度だけ。これでは経度がわからない」

総コメント数：1 投稿日時：2020-03-14 10:27:48

P.29 の気になるフレーズ

「おれがガールフレンドとどうなるか、いくつか考えられることを言おう。ああ、そうさガールフレンドだ」僕はアンナに目を走らせた。まだ彼女とは距離があった。遠くのカウンターで従業員と話し込んでいるようだが、その上には「思いっきり、アドベンチャー！」という看板が掛かっていた。

総コメント数：2 投稿日時：2020-03-14 10:43:04