さよならまでの読書会 : 本を愛した母が遺した「最後の言葉」 の読書会ページ
さよならまでの読書会 : 本を愛した母が遺した「最後の言葉」 著者:Schwalbe,Will 高橋,知子,英米文学翻訳家 出版社:早川書房 (201307) ISBN-10:4152093900 ISBN-13:9784152093905
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意見、感想、コメントなど
気になるフレーズの投稿一覧
P.12 の気になるフレーズ 多くのブッククラブと同様、登場人物の人生だけでなく、自分自身の人生についても語りあった。作品について深く掘りさげることもあれば、ふと気づけばその本ともそれを世に送り出した著者ともほとんど関係のないことを話していることもあった。 総コメント数:1 投稿日時:2019-08-03 07:27:10 |
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P.19 の気になるフレーズ それゆえこのときも、母が旅に出ても、いつもとちがうことが起きるとは思っていなかったし、帰国時に体調を崩していても何かが変だとも思わなかった。 総コメント数:1 投稿日時:2019-08-05 06:01:30 |
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P.22 の気になるフレーズ 母は紛争地域で過ごす時間が多く、それゆえ陰惨なテーマを扱った作品に惹かれるという。そういった本は、世の中を理想とする姿として見るのではなく、あるがままに理解するのに役立つとのことだった。わたしが重苦しいテーマの本に惹かれるのは、主に自分の日常と比較して、安心した気持ちになれるからだ。 総コメント数:1 投稿日時:2019-08-05 06:17:12 |
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P.37 の気になるフレーズ 母は年齢を重ねれば重ねるほど、自分の知識の乏しさを痛感すると洩らした。 総コメント数:2 投稿日時:2019-08-06 05:00:29 |
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P.39 の気になるフレーズ 母はボラーニョの作品を読んだことがなく、わたしはMan Gone Downを手にとったこともなかったが、わたしたちは互いのメモを見比べて、この二作品が非常に似通っていると感じた。 総コメント数:1 投稿日時:2019-08-06 05:07:33 |
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P.40 の気になるフレーズ 当初は、自由な時間がほとんどないのに、母と同じ本を読むなんて時間の無駄遣いだし、母の役に立つことも、予定している本を読むこともできなくなってしまうと思ったのを覚えている。しかし、わたしが必ずや気に入るであろう本を読みかけてもいないとなれば、母の声に落胆の色がにじむのは予測されたので、わたしは母が渡してくれたり勧めてくれたりした本を片端から読み、わたしのほうからも母が好きそうな本を勧めた。こうやって、母は知らないうちにブッククラブをつくり、わたしは不本意ながらも参加したと言っていいだろう。 総コメント数:1 投稿日時:2019-08-06 05:18:07 |
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P.52 の気になるフレーズ 装丁本には好ましい点がいくつもあるが、そのひとつが歴然と実体があることだ。電子書籍は目に見えず、人の意識から抜けがちだ。いっぽう、装丁本は形があって存在する。 総コメント数:1 投稿日時:2019-08-06 05:25:25 |
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P.62 の気になるフレーズ
「本を読む時間はあるよ。それに母さんとはいつも本の話をしてる。同じ本を読んで、その本について語りあうなら、ブッククラブと言えるんじゃない?」 総コメント数:1 投稿日時:2019-08-07 06:11:27 |
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P.69 の気になるフレーズ 「そこが、本というものが果たす役割のひとつね。わたしたちの代わりに語ってくれる。それに、自分のことを話したくないときに、誰もが話せる話題を提供してもくれる」 総コメント数:1 投稿日時:2019-08-07 06:17:54 |
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P.71 の気になるフレーズ
「ねえ」ソーシャルワーカーがいなくなると、母は言った。「ちょっと驚きだったわ。それにお父さんもきっと驚くわ」 総コメント数:1 投稿日時:2019-08-07 06:35:11 |