アメリカーナ の読書会ページ
アメリカーナ 著者:Adichie,ChimamandaNgozi,1977- くぼた,のぞみ,1950- 出版社:河出書房新社 (201610) ISBN-10:4309207189 ISBN-13:9784309207186
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意見、感想、コメントなど
気になるフレーズの投稿一覧
P.14 の気になるフレーズ 彼の好きな小説とは、若い男か、まだ若い男が書いた、これでもかとモノが詰め込まれた魅惑的かつ困惑させる、ブランドや音楽や漫画やイコンの蓄積物で、感情はかすめるだけ、どの文もスタイリッシュであることをスタイリッシュなまでに自認するような小説だ。 総コメント数:1 投稿日時:2018-08-23 10:15:20 |
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P.19 の気になるフレーズ ところがナイジェリア人の顔に浮かんだ嘲りの色から、アメリカにいるナイジェリア人に、アメリカにいるアフリカ人に、そしてはっきりいってアメリカにいる移民に、まともに取り合ってもらう栄光にあずかるには、滞米年数を上乗せしなければならないことを学んだのだ。 総コメント数:1 投稿日時:2018-08-23 10:22:29 |
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P.25 の気になるフレーズ 彼女は笑った。みんなから「お母さんは白人?ヨーロッパ人との混血?」と訊かれると、あからさまに嬉しそうにするいつもの笑みだ。色がとても白いのを混血に間違えられると彼女は喜ぶ、そのことに彼はいつも萎えた。 総コメント数:1 投稿日時:2018-08-23 10:33:36 |
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P.27 の気になるフレーズ 彼女はごつい手をした有能な辣腕家で、手広くビジネスを仕切っていた。ドバイへ飛んで金製品を買い付け、中国へ行って婦人服を買い付け、つい最近も冷凍チキンの配送会社を立ちあげたばかりだ。 総コメント数:1 投稿日時:2020-01-28 06:24:55 |
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P.39 の気になるフレーズ 一番の親友オクウティバまでがしょっちゅう、彼の事を偉ぶらないやつだといった。これにはさすがにちょっと苛々した。オクウティバには、彼のことを偉ぶらないと呼ぶことが無礼を当然とみなすことになる、と気づいてほしかったのだ。 総コメント数:2 投稿日時:2018-08-23 10:36:55 |
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P.74 の気になるフレーズ 「両親に連れられてアメリカにいったときはまだ八ヶ月だった。母さんにもう少し早く行って、あそこで僕を産めばよかったのにって、ずっといってるんだ」 総コメント数:1 投稿日時:2020-02-04 05:49:54 |
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P.110 の気になるフレーズ 「セックスの面で活発になる選択をするなら、自分を守る選択をしなさい。オビンゼ、あなたは自分のお小遣いでコンドームを買うこと。イフェメル、あなたもよ。あなたが困ったことになっても関知しませんよ。薬局へ行って、自分で買うべきです。自分の身を守る責任を相手の男の子に押しつけたりしては絶対にだめ。彼がそれを使いたくないといったら、それはあなたのことをちゃんと気遣っていないということだから、その場を離れなさい。オビンゼ、あなたは妊娠させる男なんかになっちゃいけない。でも、もしそうなったら人生は激変よ、自分がやったことを取り消すことはできないの。だからお願い、ふたりとも、そのことはしっかり守って。病気はいたるところにある。エイズは絵空事じゃないのよ」 総コメント数:1 投稿日時:2020-02-06 06:21:51 |
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P.115 の気になるフレーズ なんでノリウッド女優のことを知っているかなんてしつこく訊かれるんだろう? 総コメント数:1 投稿日時:2020-02-07 06:00:52 |
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P.116 の気になるフレーズ 熱波が来るたびにイフェメルは最初の、到着したときの夏を思い出した。いまではあれがアメリカの夏だと知っていたけれど、それまでは「海外」といえばウールのコートと雪の寒い場所だと思い込んでいた。 総コメント数:1 投稿日時:2020-02-07 06:04:58 |
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P.144 の気になるフレーズ チップを払うことにも当惑した――請求額の一五から二〇パーセントのチップを上乗せしてウェイトレスに渡すなんて、なんだか限りなく賄賂っぽい、有無をいわさず効率よく賄賂を取る制度みたいだった。 総コメント数:1 投稿日時:2020-02-10 05:52:26 |