プリズン・ブック・クラブーーコリンズ・ベイ刑務所読書会の一年 の読書会ページ
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プリズン・ブック・クラブーーコリンズ・ベイ刑務所読書会の一年 著者:アン・ウォームズリー/向井和美 出版社:紀伊國屋書店 (2016年08月29日頃) ISBN-10:4314011424 ISBN-13:9784314011426
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意見、感想、コメントなど
気になるフレーズの投稿一覧
P.38 の気になるフレーズ 未知のものへの好奇心には往々にして恐怖心が伴う。定期的に刑務所を訪れ、受刑者たちと知り合うことで、どんな危険があるかよく考えなければならない。わが身の安全だけでなく、家族の安全も気にかかる。 総コメント数:1 投稿日時:2016-10-29 05:25:10 |
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P.46 の気になるフレーズ 読書会では、どんな発言にも読者自身の世界観がにじみ出るものだ。 総コメント数:1 投稿日時:2016-10-29 05:33:19 |
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P.76 の気になるフレーズ 「これまでに招待されたなかで、こんなに打ちとけて、緻密にしかも熱心に本のことを話し合っていたグループはないと断言できるよ」。そのときの感想を、ヒルはのちにそう語った。「博士課程の学生や修士課程のゼミ生やなんかと比べてもだ。それほど、あの読書会メンバーはすばらしかった」。 総コメント数:1 投稿日時:2016-11-01 05:59:36 |
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P.105 の気になるフレーズ 「ムショってとこは、グループできっぱり分断されてるんだ。ムスリムのグループ、ケルト人のグループ、先住民族のグループ、ヒスパニックのグループ、BIFAのグループ、これは黒人受刑者友好協会のことだ」。ふだん受刑者は仲間同士で固まって、ほかのグループとは接触しようとしない。しかし、読書会がそこに風穴を開けたというのだ。 総コメント数:1 投稿日時:2016-11-10 05:12:56 |
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P.115 の気になるフレーズ ガストンは、ほかにもジョナサン・スウィフトの『ガリバー旅行記』を読んだという。「『ニグロたちの名簿』でアミナタが読んでた本なんだ。それがどんな話か知りたかったからね。巨人と小人が出てくるおとぎ話みたいな話だったな」。 総コメント数:1 投稿日時:2016-11-10 05:22:58 |
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P.121 の気になるフレーズ ベンの話は幼少時の教育事情から始まった。カナダで生まれたが、早期教育を受けるため、母親とともに両親の祖国ジャマイカへ移住した。「向こうじゃ、教育が第一って感じさ。教育を受けなきゃ何者にもなれやしない。競争がとんでもなくきびしいんだ。綴りかたコンテストに数学コンテストってね。校舎を歩きまわりながら、九九の歌を歌って暗記したもんさ」。 総コメント数:1 投稿日時:2016-11-10 05:34:14 |
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P.147 の気になるフレーズ 「読書会では本のなかの世界を追体験できるんだけど、それはほかのメンバーの目を通してなんだ。この読書会がすごくおもしろいのは、自分では気づきもしなかった点をほかのやつらが掘り起こしてくれるからさ。たとえばガーンジー島の話だと、おれは歴史とか恋愛とかに目がいってたけど、人のやさしさについては考えなかった」。 総コメント数:1 投稿日時:2016-11-11 06:15:07 |
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P.160 の気になるフレーズ 「読書の楽しみの半分は、ひとりですること、つまり本を読むことよ」と秘密を打ちあけるような口調で語りかける。「あとの半分は、みんなで集まって話し合うこと。それによって内容を深く理解できるようになる。本が友だちになるの」 総コメント数:1 投稿日時:2016-11-15 05:59:37 |
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P.238 の気になるフレーズ
笑い顔と泣き顔を組み合わせたタトゥーは受刑者によく見られるが、デシャンも同じものを彫っていた。 総コメント数:1 投稿日時:2016-11-16 06:06:28 |
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P.252 の気になるフレーズ そのあと三人で話した二時間は、わたしがそれまで刑務所読書会で経験してきたなかでも、ひときわ中身の濃いひとときだった。午後のその数時間は三人だけの読書会になり、外の世界ではたいがいの読書会がそうであるように、わたしたちはざっくばらんなお喋りをした。話はしょっちゅう脱線したが、どんな話題になっても、これまで読んできた本のどれかに結びついた。自分たちのなかにしっかりと根を下ろした本の数々が、まるで過去の経験のように、記憶として、あるいはものごとの判断基準として立ち上がってくるのだ。 総コメント数:1 投稿日時:2016-11-30 06:11:16 |