カラマーゾフの兄弟(5(エピローグ別巻)) の読書会ページ
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カラマーゾフの兄弟(5(エピローグ別巻)) 著者:フョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフス/亀山郁夫 出版社:光文社 (2007年07月20日頃) ISBN-10:4334751334 ISBN-13:9784334751333
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意見、感想、コメントなど
気になるフレーズの投稿一覧
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P.75 の気になるフレーズ この癲癇の発作では、瞬間的に訪れるエクスタシーののち、激しい痙攣をともなう意識の喪失に襲われ、その後しばらく鬱の状態が訪れるという。 総コメント数:1 投稿日時:2019-10-16 05:02:18 |
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P.82 の気になるフレーズ どの作家にも、創造的啓示ともいうべき訪れがある。いま立ち上がろうとする小説の全容が、一瞬のうちに見えてしまうのだ。 総コメント数:1 投稿日時:2019-10-17 06:14:51 |
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P.93 の気になるフレーズ 「キリストより美しい、深い、好感のもてる、理性的な、雄々しい、完全なものはないと信じること。(…)もし誰かがキリストは真理の外にある、とわたしに証明してみせたとしても、そして事実、真理はキリストの外にあるとしても、わたしは真理とともにあるより、キリストとともにあることを望むでしょう」 総コメント数:1 投稿日時:2019-10-21 05:31:57 |
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P.117 の気になるフレーズ それは、登場人物たちにすべての責任を転嫁し、作者自身が言い逃れの場所を確保するすべでもある。 総コメント数:1 投稿日時:2019-10-21 05:35:44 |
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P.195 の気になるフレーズ はじめに置かれた「著者より」のなかに、たいせつなのは続編、つまり「第二の小説」であり、それは今現在のこと、第一の小説が書かれた十三年後のこと、と記されている。しかし周知のように、「第二の小説」のプランは、作者の突然の死によって永久に完成を見ずに終わった。 総コメント数:1 投稿日時:2019-11-17 06:01:41 |
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P.229 の気になるフレーズ 父親の運命は、つまりイワンの手に握られていたといってよいのである。 総コメント数:1 投稿日時:2019-11-20 05:58:14 |
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P.239 の気になるフレーズ ゾシマ長老とフョードルが同じ日に死ぬことは、フョードルから見た場合、一種の争奪戦としての意味を明らかにする。実の父の立場からすると、ゾシマ長老はライバル的存在、アリョーシャを奪いあうライバル同士の関係にあったということだ。 総コメント数:1 投稿日時:2019-11-22 05:50:15 |
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P.243 の気になるフレーズ 修道院への寄進、最初の癲癇の発作のさいに見せたスメルジャコフへのつかの間の思いやり、アリョーシャとの、一瞬とはいえ心温まるやりとり……子どもの将来をかえりみない、あくまでも自己の欲望にすなおな父親像に、フョードルのむきだしの人間性に、底知れぬ深みさえ感じとる読者も少なくないだろう。 総コメント数:1 投稿日時:2019-11-23 05:56:13 |
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P.283 の気になるフレーズ だが、この「ゼラフィクス神父」がゲーテの『ファウスト』に登場する神父であることを思えば、少なくともドストエフスキーがそこで何をいわんとしているかは、おおよそ理解できるものとなる。また、右肩がおち、つまりは足をひきずっていると描かれるイワンは、やはり『ファウスト』の足の悪い悪魔、メフィストフェレスに重ねあわされている! 総コメント数:1 投稿日時:2019-12-01 06:30:02 |
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