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月と六ペンス(9784334751586)

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月と六ペンス

著者:ウィリアム・サマセット・モーム/土屋政雄

出版社:光文社 (2008年06月)

ISBN-10:433475158X

ISBN-13:9784334751586

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P.7 の気になるフレーズ

そこへいくと、チャールズ・ストリックランドの偉大さは本物だ。「あいつの絵は嫌い」と言う人はいるかもしれない。だが、その絵に関心すら持たない人はまれだと思う。ストリックランドは人の心を騒がせ、足を止めさせる。

総コメント数:1 投稿日時:2020-06-10 06:23:57

P.18 の気になるフレーズ

昔、ある人に言われたことがある。魂の成長のためには、毎日、いやなことを二つ実行しなさい……。誰に言われたかは忘れたが、きっと尊敬できる人だったのだと思う。だから、私はその教えを几帳面に守りつづけ、朝には必ず起床し、夜には必ず就寝してきた。

総コメント数:1 投稿日時:2020-06-11 05:30:35

P.117 の気になるフレーズ

こうして、正確できれいな仕事をしてくれることが評判になり、事業は儲かっていた。だが、夫人自身は、自分で生活費を稼ぐことにいまだに忸怩たる思いがあるようだ。(中略)女だてらに事業に乗り出して恥ずかしい。仕事でこんなに有能であるのも恥ずかしい。

総コメント数:1 投稿日時:2020-06-22 05:50:20

P.124 の気になるフレーズ

パリに来たことは、ストルーブに伝えていなかった。だから、アトリエの呼び鈴を鳴らしたとき、ストルーブ本人がドアを開けてくれたが、一瞬、私だとはわからなかったようだ。だが、すぐに驚きと喜びの声を上げ、私を中に引っ張り込んだ。これほど歓迎されると、訪ねたほうも嬉しい。

総コメント数:1 投稿日時:2020-06-22 05:57:05

P.150 の気になるフレーズ

ルーブル美術館でも長い時間を過ごした。ここは、あらゆる美術館のなかで客に一番やさしい。考えごとをするにも適している。

総コメント数:1 投稿日時:2020-06-22 06:02:40

P.192 の気になるフレーズ

「わたしも一緒に出ていきます、ダーク。もうあなたとは暮らせません」

総コメント数:1 投稿日時:2020-06-22 06:07:21

P.251 の気になるフレーズ

つまらない考えを飾ろうとして偽りの強調を重ねているうち、感受性が鈍る。(中略)だが、ストリーブは違った。救いがたい道化ではなっても、魂は誠実で偽りがない。その魂同様、美への理解と愛情も誠実で偽りがなかった。

総コメント数:1 投稿日時:2020-06-23 05:55:07

P.265 の気になるフレーズ

いずれそんな欲から完全に開放されて、邪魔されずに仕事に打ち込みたいもんだ。

総コメント数:1 投稿日時:2020-06-25 06:04:36

P.344 の気になるフレーズ

ほんと、ジョージにはすっかりだまされたわ。見かけは立派なのよ。背丈だってジョンソン船長に負けないくらいあったし、とても強そうだったしね。でも、上辺だけ。だいたい、お酒を飲まないのよ。わたしに手を上げたこともないし、あれじゃ宣教師と変わらない。船が島に入ってくるたびに、わたしはそこの船員と寝ていたのに、ジョージは気づきさえしなかった。もうすっかり嫌気がさして、離婚してやったわよ。あんな男を亭主にしたら百年の不作だ。女をあんなふうにしか扱えないなんて、ひどい男がいたものよ

総コメント数:1 投稿日時:2020-06-29 06:12:39

P.348 の気になるフレーズ

だが、アタの家は村から遠く、タヒチの人々はものぐさだ。旅が好きで、ゴシップの交換も大好きだが、歩くことを嫌う。だから、何週間も二人だけのことがあった。ストリックランドは絵を描き、本を読んだ。夕方になって辺りが暗くなると、二人並んでベランダにすわり、タバコを吸いながら、夜の闇を見て過ごした。

総コメント数:1 投稿日時:2020-06-29 06:20:51

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