書記バートルビー/漂流船 の読書会ページ
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書記バートルビー/漂流船 著者:ハーマン・メルヴィル/牧野有通 出版社:光文社 (2015年09月09日頃) ISBN-10:4334753167 ISBN-13:9784334753160
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意見、感想、コメントなど
気になるフレーズの投稿一覧
P.154 の気になるフレーズ この私、バボウめは黒人の奴隷だったのです。そして今では白人の奴隷というわけです 総コメント数:1 投稿日時:2018-04-29 07:34:24 |
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P.170 の気になるフレーズ それでも彼は勇気を奮い起こし、胸を張り、両足に力を入れると、気を落ち着け、その恐怖について考え直した。そんな実体のない幻影が束になってかかってきたところで、何もできやしないじゃないか。 総コメント数:1 投稿日時:2018-04-29 07:40:52 |
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P.173 の気になるフレーズ それにしても、ベニートのあの質問攻め、あれはいったい何だったのか。 総コメント数:1 投稿日時:2018-04-29 07:44:12 |
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P.218 の気になるフレーズ 故国にいたころには、解放された自由黒人が仕事にいそしんでいたり、あるいは娯楽に興じていたりするのを家の戸口に座って眺めるたびに、この上ない満足感を覚えたものだ。(中略)俺も黒人たちのことが大好きだったが、博愛主義の観点からそうなのではなくて、心からの親愛の気持ちからそうさせるのだ。それはまさに、普通の人がニューファウンドランド犬を気に入るのと変わることがない。 総コメント数:1 投稿日時:2018-05-01 05:50:34 |
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P.236 の気になるフレーズ バボウはベニートの足下に敷物を広げ、背にはクッションをあてがった。それから彼は主人の椅子の後ろではなく、デラーノの背後に立った。 総コメント数:1 投稿日時:2018-05-01 05:56:51 |
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P.250 の気になるフレーズ
「お答えいただけないのですか。さあ、あなたは今日一日私を歓迎し、もてなして下さいました。私にそのお返しをさせないで済ませるおつもりじゃないでしょうね?」 総コメント数:1 投稿日時:2018-05-02 05:24:35 |
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P.260 の気になるフレーズ それがなされた瞬間、ベニートが手すりを飛び越えて、ボートにいるデラーノの足元に落下してきた。 総コメント数:1 投稿日時:2018-05-02 05:36:38 |
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P.296 の気になるフレーズ バボウは供述人を脇へ引っ張っていき、アメイサ・デラーノから、彼の船、彼の乗組員、そして武器についての完全にして詳細な情報を得るように、という指示を下しました。 総コメント数:1 投稿日時:2018-05-05 06:47:22 |
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P.325 の気になるフレーズ 理由もなく写字の仕事を拒絶するバートルビーに対して、語り手の弁護士は完全にお手上げである。しかしそこにはメルヴィル流の仕掛けが籠められている。すなわち読者は弁護士と同じ論理、資本主義を前提とする「ウォール街の論理」を当然、あるいは自然なものとして受け入れており、バートルビーの方が不条理な存在である、と規定するであろうことを、メルヴィルはあらかじめ読み切っているのである。 総コメント数:1 投稿日時:2018-05-06 08:06:11 |
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P.326 の気になるフレーズ まさしくメルヴィルは「金」を「神」以上に崇拝するキリスト教社会、そしてその社会の奴隷となっている人間の悲喜劇を描きながら、「一般善良な」人物を介して、読者にも真実の生き方を考えるように、答えを迫っているのである。 総コメント数:1 投稿日時:2018-05-06 08:18:11 |