自宅で参加できる読書会
NO. 00013399 DATE 2024 11 23

人生の短さについて : 他2篇 の読書会ページ

人生の短さについて : 他2篇(9784334753504)

人生の短さについて : 他2篇

著者:Seneca,LuciusAnnaeus,4B.C.?-65A.D 中澤,務

出版社:光文社 (201703)

ISBN-10:4334753507

ISBN-13:9784334753504

意見、感想、コメントなど

気になるフレーズの投稿一覧

気になるフレーズを書き込む

1 | 2  次へ >>  

P.26 の気になるフレーズ

自分が死すべき存在だということを忘れ、五十や六十という歳になるまで賢明な計画を先延ばしにし、わずかな人たちしか達することのない年齢になってから人生を始めようとするとは、どこまで愚かなのか。

総コメント数:4 投稿日時:2018-04-01 06:13:28

P.27 の気になるフレーズ

だれよりも神々に祝福された神君アウグストゥスは、休息を願い、国政からの解放を求めてやまなかった。ひととなにを話していても、いつも話題は、暇が欲しいというところに帰っていくのであった。いつかは自分のために生きるときが来るのだという、甘美ななぐさめがあればこそ、彼はその労苦に耐えることができたのだ――たとえ、それが偽りのなぐさめであったとしても。

総コメント数:1 投稿日時:2018-04-01 06:20:46

P.45 の気になるフレーズ

先延ばしは、人生の最大の損失なのだ。先延ばしは、次から次に、日々を奪い去っていく。それは、未来を担保にして、今このときを奪い取るのだ。生きるうえでの最大の障害は期待である。期待は明日にすがりつき、今日を滅ぼすからだ。あなたは、運命の手の中にあるものを計画し、自分の手の中にあるものを取り逃してしまう。

総コメント数:1 投稿日時:2018-04-01 06:37:21

P.74 の気になるフレーズ

そんな人たちは、すべきことがなくなって、閑暇の中に投げ込まれてしまい、時間の使い方も潰し方もわからずに、狼狽しているにすぎないからだ。だから、彼らは一生懸命に用事をさがす。そして、空いた時間はいつでも、退屈にあえいでいるのだ。

総コメント数:1 投稿日時:2018-04-01 06:45:44

P.104 の気になるフレーズ

そのような人は、幾多の試練を経て強くなった心で、よいことに対しても、悪いことに対しても、ゆるぎない気持ちを保ちつづけます。彼は、幸福なときにすら、不幸に立ち向かう力を試しているのです。

総コメント数:1 投稿日時:2018-05-07 06:36:04

P.142 の気になるフレーズ

理性は、悪徳をひとつひとつ打ち倒していくのではない。すべてを一緒に打ち倒すのである。ただ一度の全面的勝利あるのみなのだ

総コメント数:1 投稿日時:2018-05-21 05:50:44

P.174 の気になるフレーズ

たしかに、ぼくは最悪の状態にあるわけではありません。しかし、それはとても不快で、いらだたしい状態、すなわち、病気とも、健康ともいえない状態なのです。

総コメント数:1 投稿日時:2018-05-21 05:52:23

P.201 の気になるフレーズ

優れた国民の行動は、決して無駄にはならない。誰かがその声を聞き、その姿を目にすれば、彼の表情、うなずく姿、かたくなな沈黙、そして歩く姿さえもが、役に立つのである。

総コメント数:1 投稿日時:2018-05-21 05:56:05

P.205 の気になるフレーズ

いずれにせよ、国事に携わる中で、ものごとが思い通りに進まないようなときには、より多くの閑暇を作り、学問のために使うべきであろう。危険な航海をするときのように、こまめに安全な港を探すのだ。公務が自分を解放してくれるのを待っていてはいけない。みずからの手で、自分を公務から解放するのだ。

総コメント数:1 投稿日時:2018-05-22 05:29:36

P.212 の気になるフレーズ

まず心に留めるべきは、持たないほうが、失うよりも、はるかに苦痛が少ないという事実だ。

総コメント数:1 投稿日時:2018-05-22 05:31:01

1 | 2  次へ >>