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愛読の方法 著者:前田 英樹 出版社:筑摩書房 (2018年10月04日頃) ISBN-10:4480071733 ISBN-13:9784480071736
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意見、感想、コメントなど
気になるフレーズの投稿一覧
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P.12 の気になるフレーズ 「パワポ」は、パソコンその他の電子機器につながれているから、教師は部屋の薄暗い片隅にある操作盤の前に座ったきりで話をする。その顔も、はっきり見えない。こうした情景が、ごく普通のものになった。これが、進んだ教育だとは、私などには到底思えない。 総コメント数:3 投稿日時:2018-10-31 05:54:38 |
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P.21 の気になるフレーズ ほんとうに教え、学ばれる言葉は、生身の人間の、その口から出る言葉のなかにしかない、というのがプラトンの動じない信念なのだ。 総コメント数:1 投稿日時:2018-11-01 06:39:27 |
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P.43 の気になるフレーズ 「或る書物狂の老人」は、古代バビロニアの叙事詩のなかで、少女が王を慰めた言葉を暗唱できる。が、息子を亡くした隣人に、どんな言葉をかけたらいいのかわからない。なぜなら、この老人には、人間なら持つはずの然るべき悲しみというものが、もはやないから。 総コメント数:1 投稿日時:2018-11-01 06:43:10 |
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P.53 の気になるフレーズ 創っているのは、書き手というよりは、本を読む人自身である。 総コメント数:1 投稿日時:2018-11-01 06:49:20 |
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P.71 の気になるフレーズ ロボットという発想は、人間の手を不要にする道具の究極にある。不要になれば、人間は楽をすることができるが、そういう楽が、私たちにどんな影響を与えるか。私たちをどこまで鈍感にし、生き甲斐を見失って苦しむ不幸な、恐ろしい動物にするか。そのことを考えられる智慧を持つ者と、ロボットの開発者とは、プラトンが言うように確かに別人だろう。 総コメント数:1 投稿日時:2018-11-02 05:48:10 |
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P.79 の気になるフレーズ 本による教育は、得をするため、誰かに勝つため、空威張りして鼻つまみ者になるためにあるのではない。人間として生きる意味とは何かを、時流に乗ぜられることのない喜びのなかで、喜びそのものとして知るためにある。 総コメント数:1 投稿日時:2018-11-05 05:54:36 |
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P.103 の気になるフレーズ 古典とは、誰かの愛読を捕らえて、絶えず新しくなろうとしている本のことを言う。 総コメント数:1 投稿日時:2018-11-06 06:02:30 |
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P.146 の気になるフレーズ ここで学ぶとは、古代聖人の書物に直接あたってこれを熟読すること、力の限り読み抜くこと、これだけである。恐ろしく狭い学問があったものだと、笑ってはいけない。狭い対象を穿ち抜いた深さは、天地、宇宙の広さに到る。 総コメント数:1 投稿日時:2018-11-09 06:21:31 |
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P.179 の気になるフレーズ 「子曰、学而時習之、不亦説乎」という『論語』冒頭の句は、「子の曰わく、学びて時にこれを習う、亦た説ばしからずや」と、いきなり翻訳して読む。 総コメント数:1 投稿日時:2018-11-09 06:29:35 |
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