独り居の日記 新装版 の読書会ページ
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独り居の日記 新装版 著者:メイ・サートン/武田尚子 出版社:みすず書房 (2016年09月02日頃) ISBN-10:4622085585 ISBN-13:9784622085584
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意見、感想、コメントなど
気になるフレーズの投稿一覧
P.82 の気になるフレーズ 誰だってプレゼントを見つけ、包装し、送り出さなくてはならないという厖大な仕事と、カードや手紙を送らなかった人へのつきない罪悪感に埋められる十二月の半ばになると、私同様、反乱でも起こしたくなるだろう。 総コメント数:1 投稿日時:2019-12-07 05:59:47 |
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P.86 の気になるフレーズ 私はいつも言語を拒否してきましたが、それは男性の発明品だからです。私自身の詩のなかの声は、私のなかから出てくるにもかかわらず、紙に書かれると男の声になります。 総コメント数:1 投稿日時:2019-12-07 06:10:13 |
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P.98 の気になるフレーズ 書斎では火が燃え、机には黄バラとミモザがある。家の中には祭りのような、解放の雰囲気がある。家と私は一体となり、私は一人でいることに幸福を感じている――考える時、存在する時だから。こんな風に、限られていない時間というのは、真に意味のある唯一の贅沢であり、それに恵まれたときは、途方もなく金持ちになった気がする。おまけに私は今年になるまで、いや過去何週間か前まではめったに感じたことのなかった、生活と仕事の両面での充足を、少なくともこの瞬間には感じている。 総コメント数:1 投稿日時:2019-12-07 06:19:28 |
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P.109 の気になるフレーズ いまだに、父から受け継いだ、仕事へのノイローゼにかかっているのだ。自分を限界まで使わなかった日は、害のある、損われた、罪深い日であると。 総コメント数:1 投稿日時:2019-12-07 11:46:10 |
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P.114 の気になるフレーズ
リルケの「アポロの古風なトルソ」より。 総コメント数:2 投稿日時:2019-07-10 13:02:27 |
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P.116 の気になるフレーズ 目下は、ここでの生活に退屈している。十分な栄養のないせい。よい会話、劇場、コンサート、美術館など――文化の香り――のこの辺りにないことが、退屈の真空をつくることが時々ある。 総コメント数:2 投稿日時:2019-07-10 13:10:38 |
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P.120 の気になるフレーズ 形式(フォーム)は、必要な“距離”をつくる。虚勢の素裸はいやなもの。それは当惑感を与えるから。「見ろ見ろ。俺さまは、ショッキングだろう?」と。けれど透明であることは衝撃的ではない。「私をよく見調べなさい、そして人間を、君自身を見つけたまえ。」事柄の具体的な細部と本質のあいだのどこかに、詩の宿る国がある。 総コメント数:1 投稿日時:2019-07-10 14:35:01 |
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P.136 の気になるフレーズ 破壊的なのは忍耐のなさであり、性急さであり、あまりに早く、あまりに多くを期待し過ぎること。 総コメント数:4 投稿日時:2019-07-10 14:38:36 |
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P.136 の気になるフレーズ 一日一日、そしてそれを生きることは、そのなかでの規律や秩序がなんらかの遊びや、真にばかげた楽しみやらで和らげられた、意識的な創造でなくてはならない。 総コメント数:2 投稿日時:2019-07-10 14:46:50 |
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P.143 の気になるフレーズ 私はよく、イサク・ディネセンのモットーを思う。彼女がデニス・フィッツ=ハットンの死後につくりだしたもので「私は返事をするつもり(Je rēpondrai)」というのだ。 総コメント数:2 投稿日時:2019-07-10 14:54:15 |